喪中時のお正月飾りや鏡餅はどうしたらいい?年末年始の過ごし方と正しいマナー!

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皆さんは、喪中時に正月飾りや鏡餅はどうしていますか?

また、喪中時のお正月はどのように過ごされますか?

喪中と聞くと、「お祝い事はNGで静かに過ごす」ことはなんとなく想像できます。

しかし、具体的に「してもよいこと」「してはいけないこと」はご存知でしょうか?

お正月飾りや鏡餅はどうしたらいい?

初詣は行ってもいい?

親戚の集まりはOK?

今回は、喪中時の年末年始の過ごし方と正しいマナーについてご紹介いたします。

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目次

喪中時のお正月飾りや鏡餅はどうしたらいい?

日本では、お正月に縁起の良いものを飾る風習があります。

この飾りをお正月飾りといいます。

具体的には、門松やしめ縄飾り、鏡餅などです。

これらはお正月に各家庭に来られる「歳神様(としがみさま)」を迎えるために用意されるものです。

喪中は死を忌み嫌う神道の習わしであり、そのため喪中時にお正月飾りを行うことは歳神様に失礼となります。

喪中時にはお正月飾りは控えるべき

喪中時の年末年始の過ごし方と正しいマナー

年賀状

年賀状は新年を祝う目的で出すため、喪中時は控えるのが一般的です。

代わりに喪中はがきを出します。

喪中はがきは事前に喪中であることを知らせる目的で出すため、12月半ばまでに届くように出す必要があります。

それ以降となってしまう場合は、1月8日以降に寒中見舞いとしてはがきを送るとよいでしょう。

喪中はがき・・・12月半ばまでに届くように出す

寒中見舞い・・・喪中はがきが出せない場合に1月8日以降に出す

では、手違いで年賀状を受け取ってしまった場合はどうしたらよいでしょうか?

喪に服しているのは喪中はがきを送る側ですので、年賀状を受け取るのは問題ありません。

改めて寒中見舞いを送り、喪中であることをお伝えするとよいでしょう。

挨拶

喪中時は「おめでとうございます」という挨拶は避けるべきです。

新年をお祝いする年賀状を控えるのと同様、お祝いに関する挨拶は慎みましょう。

では、人にお会いした際にはどのように挨拶したらよいのでしょうか?

昨年は大変お世話になりました

本年もよろしくお願い申し上げます

など、感謝を込めた控えめな挨拶であれば、失礼なく挨拶ができると思います。

料理

お正月はおせち料理を楽しみにされる方も多いと思いますが、喪中の時は食べてもよいのでしょうか?

おせち料理は、神様に収穫を感謝してお供えする「節供」に由来するとされます。

お正月飾り同様、喪中時に神様にまつわるお供えは控えるべきでしょう。

また、新年をお祝いする料理という点でも慎むほうがよいですね

一方、お祝いに由来する料理でなければ食べても構わないとする考えもあるようです。

海老や鯛、紅白のかまぼこなどを避けて、普段の料理として食べる分には問題はないということです。

お雑煮もお餅をお供えすることなく、一般的な料理としてならば問題ないでしょう。

ちなみに、年越しそばには新年のお祝いという意味はなく、一年の厄を落とし、長寿を願って食べるものなので喪中時に食べても問題ありません。

お年玉

子どもたちにお年玉はあげてもよいのでしょうか?

お年玉は、もともと鏡餅を分け与えて歳神様をお迎えすることに由来するという説や、神様からの贈り物であるという説があるため、本来は控えるべきと言われております。

ただ、お年玉まで渡せないとなると、楽しみにしていた子供たちはつらいですよね。

ですので、お年玉として渡すのではなく、お小遣い、おもちゃ代、文具代としてお渡しするとよいでしょう

また、現代では儀式的な意味は薄れ、そこまで厳密に考えなくてもよいという考えもあります。

お年玉は「お正月のお小遣い」として渡してあげるのはいかがでしょうか?

初詣

初詣については、忌中と喪中、神社とお寺の違いを知っておく必要があります。

忌中とは死を穢れとする神道の概念で、近親者に不幸があった日から50日とされています。

喪中は宗教を問わず1年とすることが多いです。

忌中・・・近親者が亡くなってから50日

喪中・・・近親者が亡くなってから1年

忌中期間中は初詣を控えるべきですが、その後の喪中期間に初詣に出かけるのは問題ありません。

また、死を穢れとしない仏教ならば忌中期間中でも初詣は可能です。

喪中時のお正月に初詣に出かけたい方は、お寺へ行かれるとよいでしょう。

ちなみに、キリスト教には忌中や喪中の概念はなく、例年通りのお正月を迎えられます。

喪中時は親戚の集まりはダメ?

喪中であっても、親戚の集まりまでダメということはありません

派手な服装や宴会は控えるべきですが、皆で集まって喪に服すことは問題ありません。

むしろ、故人を偲び、悲しみを分かち合うという意味では、親戚で集まる方が良い時間を過ごせるかもしれません。

まとめ

今回は、喪中時の年末年始の過ごし方と正しいマナーについてご紹介いたしました。

・お正月飾りや鏡餅は控える

・年賀状は出さず、12月半ばまでに届くよう喪中はがきを出すか、1月8日以降に寒中見舞いを出す

・「おめでとうございます」でなく「昨年は世話になりました」「本年もお願いします」と挨拶を

・おせち料理は基本はNGだが普段の料理としてならばOK

・お年玉は「お正月のお小遣い」として渡す

・初詣は神社ならば近親者が亡くなってから50日以降に、お寺はお正月でも参拝OK

・親戚の集まりは静かに喪に服す分には問題なし

正しいマナーで喪中時のお正月を過ごしましょう!

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